思考では見えない人生

 

楽しいだけ苦しいだけの人生はあり得なくて、凄く楽しいツイてるってなったら、とても苦しいとか哀しいとかが必ず訪れて、そういう感受性がある事が楽しい苦しい、幸せ不幸と感じさせて、それで恐れたり 勇んだり 笑ったり 怒ったりとしてることで人生を楽しんでいる。

同じ出来事でもどう感じるかは  人それぞれの感性であり、でも楽しいことに偏ったり、苦しいことに偏るとバランスを崩すから、沼に陥りやすくなりそうなる。

沼に陥ると自分がどういう状態かが  わからなくなって溺れていく。

どちらかに溺れると  後から全く逆の沼が押し寄せてくる。

何か一方に陥ってる時は、幸せの前借りだったり、不幸の前借りだったり。

そうして人生のバランスをとっている。

私は全てが分かるのではないかと沢山の経験や勉強をしてきたが、思考は思いのほか小さい器で右往左往しているのだと思った。

自分の行動も想いも何故って思うことがある、理路整然と解けることは少ない、何もかもが見えてもない、聞こえてもない、感じてもない、神様ではないから。

思考はそんな浅いとこで考えている。

自分のことも分からない分、人も分からない、話したり行動したりは純粋ではないこともあり、どうしてそれを言った、どうしてその行動をしたかは測ることも解くことも、浅い思考では分からない、スピードも速ければ分かる、遅ければ分かることもない。

一人の人生の中では短い期間しか見ていないと言うより、人生は短いずーっと長く続くようで1時間後に終わりを迎えるかもしれない。

時間が重要ではない見えているものだけが良いわけではない。

誰もがその時代の情景に呑まれて、本当の人生を知らない。

一人の人生はただの一部で、記憶はその時代の時にその情景や常識の中で測っているから  本当は何もわからないのだ、自分の表面的な意識では浅い事柄で喜んだり  悲しんだり  楽しんだり  苦しんだり、それでも表層意識ではなく、無意識の中に本当の行動の意味や原因があり、そのために表層的に経験するのだが、無意識の中に確実に別の経験や体験をしている。

正しいとか間違いではなく経験や体験を魂から動いていて、思考では分からない、意識でも分からない、感じたりする感覚は思考とは離れたところにあるのだと思う。

安心とか恐怖とかの感覚は思考からのものと魂からの伝達もありで、それを思考で解くと間違ってしまうこともある、いや間違いだらけだ。

魂は良い悪いとか正しい間違いとか損得では動いていなくて、危険でも喜びでも幸せや安心、暴力でさえも経験をすることを選んでいる。

一人の人生ではなく魂の長い道のりで道を選んでいる。

そして全く合わない人やとても近い人を沢山関わり魂が経験しているだけなのだ。

もし後悔や成功といった意識があってもそれを経験して原因と結果を体験しているのだった。

だから一人の人生は長い旅の一部分ですべてを知っているのは魂ということになる、思考や脳は生き延びるための防御を司る場所なので、あらゆる不安を作り出し、ネガティブな思考を作り出し、一人の人生を長引かそうとあらゆる危険を作り出して警鐘を鳴らしているにすぎない。

ただ魂からの危険信号はもう経験や体験して学習してる出来事で、それはもう経験や体験をする必要のないものは直感という形や、無意識にそれを選択しないというように思考や意識とは違った方法で決断するのだった。

人は単純な目に見えてるものだけで、幸せとか不幸とか損とか得とかを意識していて、其々が生きているということが素晴らしく、どんな人も大切で生きていること自体が大事なことで、その見えない部分のドラマがあって、其々が魂のドラマを着々と突き進んでいるのです。

だから肉体も関わる人達も出来事も情景も元々は自分で創ったストーリーを神様がくれた演出と思うことで、帳尻を合してる。

そこを選択して表層意識で選択ばかりすると、神様のくれた演出からそれて、強制的にゼロに戻る、振り出しに戻る、いややるだけやらしてギリギリでまだ体験や経験が残っているなら、強制的に軌道修正するのだが、それも自分で決めたストーリーかもしれない。今回の人生で学ぶべきことを全て経験し体験するために時間が長かったり短かったりして生きていくのだ。

そしてとても小さいことも経験や体験のために起こっていて、それが原因となって結果が出ることも長い時間をかけて味わうことになるが、それは前世の結果をいま体験してたり、今世の原因が来世に結果として現れたり、広大な魂の旅をドラマチックに歩んでいるのだ。

人は関わる人のその一部しか共有できないが、キイパーソンとなる人は其々あって、濃い部分の共有があり、何世でも関わる人もいる。

それが家族や友人や恋人や夫婦などの深い関わりの位置にいて、それでそれぞれの魂の成長のために切磋琢磨して  時には傷つけ合い時には癒やし合い愛し合いして関わっている。

これが人だけでなく自然や動物や植物などと関わっている。

人生は長いようで短い、だからといって時短に生きれることも違う、今を生きるなら明日を夢見る長期戦のように生きるのか、今しかスポットを当てない生き方にするのかも、選択でしかない。

何度も死にかけたり、若くしてあっさり死んでしまったり、生きてる時はその今の大切さに気づけない。

魂も長く続くとも限らない、消滅することもある、だから今が大切だということが、沢山の死を見てきた人は知っている。

当たり前の人生なんてなくて、その人がその人の人生の経験をして、幸福だ不幸だと思考で考えては、魂は全く違うことを遂行して生きている。