私は誰か

 

こんな簡単なこと、わかる人は少ないかいない、私なんてないという人もいる。

私を創っている人もいる、私を隠している人もいる。

肉体と心と魂と思考と感情がエゴがバラバラに別々に目覚め始める。

なぜか、生まれ落ちた場所、環境、人間関係で自分を作り出す、生きていくために。

ところがどんな環境でも、どんな人間関係でも、何かが違う、居心地の悪さ。

それは身体がうねり出したり、エゴがニヤリと顔出し、感情がジェットコースターに乗っていたり、思考が警告を発したり、心が見えないものを見つけたり、魂が道なき道をその方向に歩み始めたり。

全てがバラバラで、人生を始める、統一されてるようで、外からは誰にも分からない。

そうしてそれぞれが、歩みを始める。たくさんの外的な喜び、楽しみ、悲しみ、苦しみを見つけ出して、いろんなことから自分見つけていく。

その都度その都度、環境や人や自然や夢や出来事で、見つけていくがそこに防御の壁も築いている。それを疑い、裏切られて、楽しんで、歓びを得る。

全て、未熟な魂の試練、楽しくても、苦しんでも、それが魂がリーダーになるレッスン。

幸せや不幸は、情熱だけでも欲望だけでも歓びだけでも積み上がらない、器は広がらない。

歓びだけなら、浮ついたふわふわした、無責任な楽しさ、情熱で力ずくで起こす物事は、積み上げて壊す、防御に徹して苦しみ悲しみに対していると、全てが苦しみ悲しみに見えてくる。

どんなことも経験体験して、どんな人ともニュートラルで話して聞いて心を開いて、そこには善も悪も同じだということを知っていく。

光の中で闇や欲望に呑み込まれたとしても、それは魂の選んだ道、それは自分を見つけることでもある。

光に進んでいたとしても、それはどんなに暗闇にいたとしても、光が自分に湧き上がる、そして自分が光り始めるのも、魂が選んだ道。

極端に別れた道を選ぶと、どちらを歩んでいても、辛くて楽しい道ではある。

そういう自分探し、自分戻しをしているなら、光り輝いたり、暗黒のオーラをまとったり、そういう人生を歩んでいく。

正しい、間違いじゃ分けられない。それでも極めれば安心した、魂や心や身体や感情や思考で、荒波に平然とした安心を得る。

そんなに極端に向かわなくても、自分を見つけ、自分に戻る事を諦めたとしても、その安泰は自分の世界、どう生きるか何をするかで、自分を見つけ戻ることができる。

それは一つではなく、人がいるだけですべてが違う、だから、もし人の嫌なとこを見つけたとき、それは自分だと思ったらいい。

それが嬉しいと思ったとき、歓びを表したらいい。

誰かが自分を見つけてはくれない、戻し方も知らない。考えるのが嫌なら、しんどいのが嫌なら、休憩すればいい。

誰かに決めてもらうのがいいならそうすればいい。

全ての答えは自分が知っている、誰かのアドバイスも誰かの指示も、それはその人の道、だからその人はそういう人だと知ることができる。

共感したり、腑に落ちたりしたら、それは自分に似た人だとかそういう風に聞けばいい。

すべてが中で決められてて、外には自分を映す鏡、自分のフィルターで見ている世界、それは自分の世界。

何かを見つけたいなら、自分がすればいい、なればいい、自然な自分に戻れるように、たくさんの経験を積めばいい。

そして魂も心も身体も感情もエゴも思考も足並みを揃えたときにやっと自分になる、自分に戻る。