広い世界に　

今年も残り少なくなりました、物作り専念してまだまだ、そんな毎日は速いようなゆっくりなような。そんな中なかなか思うようなものが出来ないのが常です。

もっと未来的なものが創れれば、やはりどこか固執した概念がまとわりついてくる、そう言った感じに成りやすく思うほど技術的に思い切った事が出来ていないと、飛躍出来ないもどかしさを日々感じる毎日です。

そうずーっと続けているからかどこか飛び出せないそういった感覚です。何か真剣にやればやるほど小っ恥ずかしい、ムズムズしてしまいます。いつまでも同じところをグルグル回る。

この感覚は自分の小ささを嫌でも感じ、どうにか打ち破れないかともがき続ける小さな生き物です。これからもがいて創り出したものを広い場所で表現する機会が出来ました。

まだまだそんなとこで表現出来るほどの実力ではないものの、どこか広い場所で試してみたい、井の中の蛙ではなくはっきり自分の姿を見てみたいと言う衝動にも駆られ、大きな舞台に上がって見ることにしました。

コテンパンにやられる怖さ、自分を知る怖さ背筋も凍る、嫌な汗が滲み出る。滑稽な自分をさらさなければいけない。従来は何事も笑ってごまかしてお茶を濁して、突き詰めているが真剣にやればやるほど、笑えてくる気持ちがあります。

　あたらしい誕生を　

しかし自己満足で過ごすだけでは一向に前にも後ろにも進めない。とてもいい機会ではあると思います、全く知らない場所で自分が自分とどう闘うか見物でもあるし、大きな変化も期待したい。

追い詰められて走っているとき、思いもしれないものを生み出せるかもしれない。ボコボコになりながらも立ち上がれるように、からを打ち破れるかもしれない。

もしかしたら今が大事な壁にぶつかっていて、そこからどうにかして這い上がるものを創り出せるかもしれない。こうしたいろんな感情や感覚押しつぶされそうな恐怖。

私は知っているよこの平坦じゃない日常が物への創作を司ることを。それは負の静止かもしれない、いやいや心が創り出す障害物かもしれない。まだ昔より楽しめる方になったのかもしれない。

そして淡々と無の状態で取り組めれれば、何かを意識的にするんじゃなく無になにもない状態で取り組みたい。それは人には見えない、人には理解されない方法かもしれないし、使い古された追い込みでその方法はなんて事ないかもしれない。

しかしわたしには大切なやり方なのだろう。これからもすすむ時間の中で、少しでも拾い上げて残さないように味わい尽くせたらいいな。

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