弱さと強さ　

不思議なもので「私は人より一番人に気を使っている」という人に限って、土足で心の中を歩きナイフで切りつけてくる。「私はとても気が弱い」という人ほど凄く強い、弱いという殻をかぶって色んな事からすり抜けていく。

弱さとは強さでもある、闘わずして勝つという、もしくは過剰反応して相手をボロボロにしていくのである。その場では空気に呑まれてわちゃわちゃして本当の強い力に流れていく。

穏やかなもの、何もかもなぎ倒していくようなものと違い、冷静という強さがある。強さとはみんなを巻き込んで竜巻のような中も、巻き込まれてるように抵抗せず、広く遠くを見通せて動ける能力だ。堅くない柔らかいしなやかな心だ。

それにはかなりの懐の広さがあったり、緩やかさがあったり、というものは真面目ではないかもしれない。そんな風に生きていきたいな。余裕で物事を見る目落ち着いた心、なんでも面白がる遊び心。

　大きな流れの中で生きている　

女の子が言った、「女優目指してるんだけどこのままじゃ駄目だから東京へ行く」と。東京に行ってどうするのか聞いたら、「モデルになってそこから女優さんへ」。運が良けりゃ何かになれるけど、モデルといい、女優というものをどちらも簡単ではない。

「今から劇団はいってたら時間がかかるからもうこの年だし遅すぎる。しかしお金がないので働きながらモデル目指す。」といっている。この１年が勝負らしい、「やるだけやってそしたら諦めがつく。」と言っている。

こういうことは一概にいえないがどの道が早いか遅いかなんて分からない。その人の運命だか宿命だで変わる、早ければいいってもんじゃないし、運がかなり関わる、なので思うようにするしかない。言葉に出したり、行動したりとアクションも何だか必要かもしれない。

実際は誰がどうなるかは分からない、世の中の流れも凄く早い１年後５年後１０年後どう変わっているか。大昔電話というものから始まって携帯電話が出始めてから、電話というものは少なくなって、今まさか携帯電話がデジタル化されてなにもかもが出来るようになるとは思わない。大昔映画というものがはじまって、フイルムというもので突き進んだものが今はデジタルというものでフイルムが使われなくなった。

バイクも車もどんどん変わるデジタル化されている。しかしこれだって色んな研究から新しい何かは生まれてるかもしれない。私たちは仕事で人生大半を使う、時代の流れでいつ何時上がったり下がったりして、お金に振り回されることになる。

地球や宇宙レベルで考えたらそれは凄く小さなことかもしれない、だが個人レベルで言うと、自然の災害や躰のウイルスと同じように全てが大きなもので、堅くない柔らかいしなやかな心で生きていくことが、大きなものに巻き込まれても泳げる自然に任せる生き方でもある。そう生きていきたいものだ。

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