テレビを見てたら　

世界でも有名なお金も地位も沢山のものを手にしてる有名人の人がこないだポソっと言った事が気になった。

「いつも豪華で美味しいものを食べてて羨ましいです。各国に家を持ち、各国の首相や国王と会い贅沢な暮らしで、仕事も成功して食べ物なんて庶民では食べたこともないものを毎日食べてるんでしょう。」と日本のタレントさんに言われたとき

「なにを食べても美味しくないの、味も全然分からない｡生活は贅沢で、豪華な食事と豪華な家と沢山の恋人いるけど、贅沢な食事の味がなにを食べても、味がないの｡｣と言って他のいかに浮世離れした生活で、仕事も成功している話をしてたけど、それはそれはサクセスストーリーから、成功した日々の豪華な生活の話を面白おかしく話している。

その人は有名人と言うことで、その仕事のためキャラクターを死ぬまで維持しないといけない契約を結んでいるという話だ。味が分からない、それはかなり大変なことだと思う。もしかしたら精神的に追い詰められているのではないかと思う。仕事のため、いっさい自分が無い作られたキャラクターで生きている、莫大なお金のため、贅沢な暮らしのため、仕事の成功のため、そのプロジェクトに関わるたくさんの人のため、たくさんの人がその人のチームであるため。

　味がしないということは何でもないことのように　

一歩踏み込んだら、成功してるためたくさんの人たちが関わっていて、個人の問題ではないのだろうけど、とても危険だ。味が分からないというのはからだからのSOSでもある、テレビで晩御飯の風景をやってたけど、チョコフォンデューをたらふく食べていた。後、全て吐くのかなぁ？体重も増やされないし、ちょっとお腹が出たなんて許されないから。

こうなると成功は不幸だね、人によっては大丈夫、お金や地位、名誉、成功、その方が上を目指す事が大事ってあるだろうけど、見てて痛々しい感じだった。私はそんな成功なることもないけど、自由が無い、自分でいられないのは不幸の何物でもない。

価値観の違いなので、その人はとても誇らし事なのだろうが、見ていて辛い、味のない食事ほど辛いものはない。どんなに美味しくて高価なものでも、味のないものは砂を食べるようなもので、いくらお腹がすいてても悲しみにしかない。

哀しい時にチョコレートを食べると哀しみが弱まることもある、なのでチョコフォンデューを食べてたのかなぁ。私なんてお腹がすくと、イライラして哀しくなるけど、大したご飯でなくても食べると美味しくて幸せな気持ちになる。

私も今の家に引っ越す前、嫌な仕事をしてたとき、食べ物の味がしなくなって、無感覚になって精神的に駄目になって仕事を辞めて、引っ越してずーっとやりたかった事を片手間にするんじゃなく、トコトンやろうと行動した。多分あのままだと死んでしまったかもしれない。

その人がどうなるかは分からないが、味が分からなくなると言うことはかなり危険なことだと思う。たくさんの人のために個人を犠牲にする、プロジェクトをはじめたのは個人に見えるが、もう一人では決められない立場までいくと、自分を殺してまで突き進まなくてはいけないのか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここからショップ　　　ここからショップ